日本一週15日目・観光の長崎、平和のナガサキ
ネカフェのパソコンが強制再起動したせいで一部動画データが紛失した竹氏です。泣きそう。でもしかたない。
ご報告です、皆さんのおかげでこのブログ、ムラゴンのランキングで名車・クラシックバイク部門で1位を達成いたしました!感謝感謝でございます!
さて、本日はいよいよ熊本と別れ、長崎へと向かいます。
ネカフェを出発したのは早朝5時半ごろ。向かう先は島原!まずは長洲港を目指します。
残滓のように残る眠気と、朝の湿気に格闘しつつナナハンちゃんを走らせます。
そうして到着した長洲港フェリーターミナル、ここから1時間に満たない船旅のはじまりです。が……
なぜかナナハンちゃんの左ウインカーが点滅しません。というか、フロントだけが点灯状態で、リアは消灯……右ウインカーは正常です。
ってことはバルブ切れかな?などと安易に思わない竹氏です。これで以前痛い目を見ました。怪しいのは接点とアース……さてどちらか。もしも普通に玉切れだった場合、ウインカーレンズを外せる細ドライバーがないので、調達必須となります……痛い。
しかし、無常にもフェリーの出港時間が迫り、あえなくこの場での修理をあきらめ乗船しました。
前の図だとバイクが甲板の先頭に居るのに、なぜか私ともう一台だけ居たNMAXさんは最後に回されました。
係員さん曰く『ブタが居るから先に乗せるね!』だそう。
なーんかこう、牧場とかでする臭いがしてるなーとは思ってましたが、ガチ豚さんでした。うん、仕方ない。
乗り込んだのは『有明フェリー』の運行するフェリー『有明みらい』。排水量759トンの小型フェリーですが、船内設備が綺麗で乗り心地もよかったですよ。なんでも、2012に完成したのだとか。まだまだ若い船ですね!
長洲港を離れます。またね熊本!絶対また来るから!
で、出発が早かった竹氏は少々眠気が残っていたのでおよそ30分仮眠。
気づいたら間近に山が迫っていました。
背が高い山は雲仙岳でしょうか。もう島原半島はすぐそこです。
船内には下船準備のアナウンスが流れ、周りもわたわた動き始めました。しっかし今日は眠い……でも動かねば。
船内から撮影した『サンライズ』。これも同じ有明フェリーのものですね。
多比良港。もう着船間近です!
長崎上陸だぁ!ウインカー点かんけど!
着岸したフェリーからブタと一緒に飛び出す車とバイク。まず目指すはコインランドリーです。そう2週間が経ったので、まーた着るものがなくなりました。
2、3軒逃して、ようやく入れたランドリー。洗濯物をドラムにぶち込んだついでに、荷物を降ろして接点を確認します。
するとやっぱりシート下を通るアース線が接触不良を起こしていたようでした。雨とか泥とかの影響かも知れませんが、一応回復。
また、お隣で仕事をされていたお母様からおにぎりの差し入れを頂きました!
「バイクは危ないし気をつけて、コンビニとかのばっかり食べてたらダメ、田舎のおにぎりだから大きいけどどうぞ」と。
なんと暖かい励ましでしょうか。もうね、涙出そうだった。大切に頂きます!
洗濯を終え、堤防道路を走り、諫早へ。でも暑すぎて駅すら撮影せず……。
『右にながむる鯛の浦 鯛つる舟もうかびたり 名も諫早の里ならぬ 旅の心やいさむらん』
謳われているのになぁ、長崎新幹線開業に向けてか、駅も大きく改装が進んでいました。
そうして長崎市へ……まず向かった先はここ!
覚悟完了……ここを見ずしてははじまらぬ。否、はじめてはならない。
ナガサキは皆さんもご存知、世界で原子爆弾の投下により壊滅した2つの都市の1つです。若いからこそ、知らねばならない、と私は思います。
たくさんの折鶴。正直、表に置かれていたこれ以外、中のものを撮影する気になれませんでした。撮影禁止はされていませんが、カメラを向ける気には、どうしてもなれなかったのです。ここは、自分の目で見て肌で感じなければならない……そう考えています。
平和を祈る像の上、本物の鳩がとまっています。平和の象徴ですが、それをわかってたのかな?
平和記念公園の有名な像。
実は竹氏は、中学生くらいのころにここに来たことがあります。記念館は初めてでしたが、この像のある公園は訪れておりました。
当時は1人で旅なぞできず、熊(兄)に連れられてブルートレイン『なは・あかつき』に乗ったのを覚えています。ここに来た日も、今日のように暑い日だったなぁ。なんだか感慨深いですね。今は隣に熊は居ませんが。
爆心地から直近にあったため、基礎を残して破壊された長崎刑務所浦上刑務支所の跡。
中に居た囚人や職員は、全滅したそうです。
しっかし、あんまりの暑さについつい買ってしまいました。
ソフトクリームではなくアイスですが、『ちりんちりんあいす』と言うそうで、気のよさそうなお母さんが売っておられます。ラクトアイスっぽくておいしい……けどコーンに口の中の水分をほぼやられました。
原爆の跡をめぐり、長崎といえばもうひとつ歩いてみたい町並みがあります。
グラバー邸付近ですね!大浦天主堂もこのとおりにあります。
しかしながら、あまりの暑さにそのあたりの観光施設に入ることを断念し、外からだけ眺めておりました。
絵本美術館……こんななりの竹氏ですが、結構絵本は好きです。これは母親の影響でしょうね。連れてきてあげたいなあ。
大浦天主堂。文化遺産だそうです。でも、ごめん、入れなかった、気力が……。
グラバー邸の入り口。こちらはなお無理でした、外歩きなんて……倒れる。
速やかにコンビニやらマクドに逃げ込み、エアコンで大休止を挟み、汗が引いたころには夕方になっていました。
うーん、いききれてない感じはするが仕方ない。風呂だ!
し、しぶーい!
適当に調べた銭湯に大当たりの予感です。
『徳乃湯』さんです。入ろうとしたら、いきなり中から出てきたおばちゃんたちに捕まって、京都から来たのか!バイクで来たのか!若いうちにしかできん!といきなりの機銃掃射にあいました。大阪のおばちゃんっぽいなぁ……いいんですよ、大阪っぽいの(笑
中はふるーい銭湯で、洗い場の数こそ少ないものの、浴室が広く湯船は3つ。その内2つが薬湯で、すべてにジェットバス(超音波風呂)が装備されているという充実具合です。
湯温は40~42℃ほど。ミント系薬湯に浸りつつ、さっぱりいたしました!
して、ここで熊(兄)からの課題を思い出します。
長崎の夜景を見てくるように。と。
……そんなロマンチストとちゃうんやけどなぁ、それも男独りで。
ぶつくさ思いながらも、推す以上は意味があるのでしょう。行ってやりましょう!
アッハイ、すいませんでした。なめてました夜景。
やや霞んでいるのは残念ですが、綺麗な景色です。こりゃ来た方がいいわ。
冬場ならもう少し綺麗に撮れるのかもしれません。でも、これは写真より肉眼で見ないとだめですね。斜面に立つ町並みは、幻想的な雰囲気でした。誰でもこれは綺麗だと思うでしょう。きっと!
こうして、竹氏の2週間目ははじまりました!
さあ、明日からどう動くのか……どこいくと思います?