ナナハンと一緒に日本一周・20代紀行

1975年式CB750four K4と20代中盤の阿呆が、京都発でのんびりぼんやり日本一周します。

日本一周24日目・山陰線に沿う

かつ丼率の高い竹氏です。


好きなんですけど、そろそろ血糖値とか気にしたほうがいいですかね。メタボ要因の塊じゃねぇか……ま、うまいは正義ですが。


というわけで今日も参ります!ですが、まさかの無料朝ご飯がこのレベル……ライダーズハウスとはいえ『末松旅館』さん。旅館の名は伊達ではありません。


女将さん曰く『私と同じのでよければ、豪華じゃないけど朝ごはん作りますよ』


この人は何を仰っているのでしょうか。豪華じゃない?これが?もうね、長い間旅館を支えてこられた母に平伏いたします。やはり私は母という人にはとても叶わない。それも多分永久に。


ありがたくもしっかりした朝ごはんで体も快調です。本当にいいお宿でした!また、山口に来る機会があれば必ず!


そうして出発し、向かう先は山陰方面。昨日の時点で宿の影響から山口市内へ抜けてしまったため、やや上昇の必要がありました。ので、とりあえず萩市を目指して北進します。


ぼーんやり道を抜け、峠をくぐって国道。道中道の駅もありましたが、疲れもないし気持ちのいい道だし、止まることもなく通過しました。


で、萩市に入って山陰道に合流し、そのまま見えた道の駅に入ろうかと言うとき、ふと鉄道駅が目に入りました。


そりゃまぁ萩の町は大きいっぽいですし、観光地としてもレベルが高そうだから、山陰本線も駅くらい置く……様子がおかしいぞ。


ホームから伸びる、山陰線にしてはやけに編成が長い影……慌てて道を引き返し東萩駅へ入ると


偶然の偶然!クルーズトレイン『トワイライトエクスプレス・瑞風』が停車していました!


残念ながら車端部がホームの外だったので、顔面写真は撮れず。映像だけ回しました。
一切予定なく、こういう列車に会うのは珍しいです。また、ななつ星に続いてクルーズトレイン2編成目となりました。やったぜ。


駅員さんも写真を撮影していたら、入場券も買っていないのにホームまで上げてくださり、感謝の念に堪えません。観光特急、さすがです。


瑞風を見送り、ナナハンちゃんに再びまたがります。予定していた通り、近くの道の駅へ。実はここで合流予定がありました。


W800……それもこの重装備。同じ日本一周ライダーの『のだはる』さんです!福江島でお会いして以来ですね!


近くに居ることはなんとなく把握しながらも、毎度毎度うまく回避してしまいニアミスのまま本日まで来ていたのですが、ようやくお会いすることができました。


そして初の愛車W800さんを見せていただきました。渋いというか、旅仕様としての洗練具合がすごく、一種貫禄があります。私はこんなW800は見たことがない。


リアサスペンションのプリロードや、ローダウン、そして後ろの荷物積載のため、マフラーを擦ってしまうのが悩みだとか。そりゃもう、これだけ乗ってたら限界ですよね。すごいなぁ。


道の駅『萩しーまーと』を少しだけぶらつきます。話し相手が居るというのはいいですね。一人だと思ったことを思ったままにして通り過ぎるんですが、言葉を交わせるというのはなかなかに素敵です。


ここから出発し、今日はのだはるさんと一緒の行動へ。出雲方面へ向かわれるとのことで、宮崎県で誘導していただいて以来のマスツー(ペアツー?)となりました。


後ろからのだはるさんの走行を見ていると、なるほど確かにマフラーはコーナーですれっすれ!部品よりも足つき性などの安定感をとったのは感服いたします。


インカムもつながった状態だったので、会話しながらの行動で、意思疎通もらくちんでした。いやー、便利ってよい。


で、行き着いたのはこんな場所。


内部撮影禁止の資料館ですが、わかります?島根県です。


島根といえば、これも当時は世界一だったのかもしれません。『石見銀山世界遺産センター』です。


石見銀山、かなりの鉱床を有した銀鉱山で、長きにわたって日本の貿易や経済を支え、支配者の力となった場所であります。


今ではその生活様式や、施設そのものが世界遺産として登録されているとか。


施設内は当時ここを奪い合った大名や、銀鉱石の生成方法、そして銀貨幣の価値などが説明されています。そのムービーがわかりやすかったため、のだはるさんと2人して「へー」とか「ほー」とか言いながら見てました。うん、銀山に関しては知らないこと多いなぁ私。


意外だったのは、鉱山なのに鉱毒による被害とかの説明がなかったこと。はてさて、なにやらすごい環境整備でもあったのでしょうか。この辺りはいずれちゃんと調べてみたいですね。


見学を終えたころには結構いい時間になっていたので、お風呂を探すことに。


で、見つけたのが少し離れたここ。三瓶温泉という場所にある『亀の湯』さんです。


最初は銭湯かなー?という佇まいだったのですが、入ってみたら番台はなく集金箱だけ。どうやら地元の公衆浴場らしく、ご近所さん曰くは組合で何か月分とかの入浴料を買っており、それをもとに運営しているのだとか。


外にはたくさんの風鈴が飾られています。いい音がしますね。


温泉の名に恥じず、また湯舟だけのタイプのお風呂でした。潔癖な方は向いてないかなー、ミネラルが豊富なのか錆っぽい色が浮かぶお湯です。


実際の泉質はアルカリ性単純泉。源泉温度が37℃と低いため、ボイラーで加温しているのだとか。それでも温いお湯ですね。なのに、なのになぜか浸かっていると体がポカポカしてくる不思議なお湯でした。なんだろなぁ、わからんことがいっぱい。


この後、出雲市まで進み、本日は終了です。途中で花火とかやってましたが、唐突に終わったのでよくわかりませんでした(笑


明日はどこへ向かうやら。とりあえず出雲大社かな。


では、また!

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