ナナハンと一緒に日本一周・20代紀行

1975年式CB750four K4と20代中盤の阿呆が、京都発でのんびりぼんやり日本一周します。

日本一周25日目・出戻る出雲と循環する米子

ブラックミンティアをどこかで落とした竹氏です。


スマホと一緒にポケットに入れていた私が悪い。うん、今後気をつけます。


さて、少々昨夜は一悶着ありまして、米子のネカフェまで深夜走行で移動しております。こらそこ、何してんだとか聞くんじゃありません!そういう日もあるのです!


というわけで、島根県の主要地である出雲市まで戻る方向へ進むことに。しかし、山陰道は夜中に走行したため同じ道は面白くありません。景色は絶対違うけど(笑


と、いうわけで境港方面へ向かっていたのですが、そこで気になる看板を発見。


『水木しげるロード』


皆さんも大体ご存知、ゲゲゲの鬼太郎の作者であられる方の名前を取った商店街があるとの標識があがっておりました。これは行って見ねばなりますまい。


ちなみに私はゲゲゲの鬼太郎はほとんど見たことがありません。登場する妖怪はわずかに知っている程度ですが……


さすがにお前は知っている。


ルパン三世なら不二子ちゃんポジですが、美女とは程遠いトラブルメーカー代表のねずみ男さん。いい加減いろいろ懲りろ。


ゲゲゲを代表する妖怪にいきなりお会いしました。しかもいきなりトリックスターに。


主人公はマンホールにも。


皆さん忘れないでください。これが元来の猫娘です。どういうメタモルフォーゼが起これば現代に美少女として君臨する猫娘に化けたのか……妖怪とは恐ろしいです。


こんな感じで駅からの目抜き通り一帯に妖怪たちがあふれていました。ここは寄り道観光じゃなく、目的地として1日使うくらいの気持ちで来るべきですね。ちゃんとアニメを見てから……ごめん。


JR境港駅。灯台のような部分はなんなのでしょう?


ビルのほうにも大きな妖怪絵が。べとべとさんってあんなにでかかったのか。


あぁ、しかし暑い……溶けそうになりながらも、とりあえず出雲へ向けて再出発です。
途中にベタ踏み坂などという名所もありましたが、スロットル開度はさほど上げないまま登れてしまった。どうしてくれる( ゚д゚)


無料高速を走り、そこそこ距離を稼いだあたりで石畳の道が。表参道かしら?となると行く場所はひとつですね。


神有月の所以。出雲大社にやってまいりました。まぁ、いきなり後ろ工事してたんですけどね。鳥居立て替えるんですかね?


社殿はこんな感じ。ずいぶん昔、小学生のころに来たような来てないような感じなのですが……まぁ覚えてないんでこれにも結構びっくり。
でかい注連縄ですね。後で知ったのはこれが最大じゃないってこと。見に行かなかったので、課題かなー……でも暑い時期に来る場所じゃねえ……


鉄道唱歌には『今市町をあとにして 西へ向かへば杵築町 大國主󠄁をまつりたる 出雲大社にまふでなん』(山陰鉄道唱歌31番より)と歌われています。杉の木立の神さびて~という歌詞もあります。


そして出雲といえばグルメはこいつ!出雲そばですね!出雲大社前の『たまき』さんでご馳走になりました。


なんでも日本3大そばの1つだとか。


比較的歯ごたえがしっかりした御蕎麦です。京都北部や出石などの蕎麦と比べてやや麺が太いような気がします。気のせいかもしれませんが。


トッピングのとろろを頼まなかったのが悔やまれる。単体でも十分おいしい+身体が冷却された感じがしたので、夏にはいいですね!


ここからは熊(兄)の課題を回収……と思うも、気力が持たず1つだけしかできませんでした。それがここ。


『旧国鉄大社駅』です!青空に映える、純和風の駅舎はなんとも美しい。シンメトリーに作られているなど、美術的なセンスも高い場所ですね。


実はこの駅舎は二代目だそうで、初代は完成から数年で立て替えられたのだとか。理由は、出雲大社への参拝客輸送量の激増でした。収容しきれなくなったそうです。


駅、というよりも城とか豪商の古民家を見ているようです。過去、この場所は参拝客でごったがえして、ホームには更にダメ押しで蒸気機関車が人を運び込んだことでしょう。


ノスタルジックな雰囲気が漂うホームと、役目を終えた臨時出札口と思われる場所。これだけ立派な駅でさえ、モータリゼーションや娯楽多様化の波に飲まれて消えていく……文化史跡となった今も、お客様を迎えています。


そしてここにも居ました!デゴイチ!


保存されていたのは774号機。汽車会社製造機のようです。標準型デフがよく似合っていますねー。


リペイントが施されたようで、全体的に発色がいいですね。


ホワイトのラインが美しいです。テンダーの傷みが激しい固体が多いなか、これはまだマシな部類に見えます。


ベタ塗装が施されたキャブの中。運転席側の正面窓付近にアシナガバチっぽいのが居たので、写真を撮ってすぐに退散しました。ハチはちょっと……。


この後、トロッコ列車がどうとか言われていたのですが、さすがに難しくなりふらふら走って一畑電鉄のとある駅へ。


うん、惜しい!読みは一緒なんですけどね!!


目的地として行ったわけではなく、なんとなくたどり着いた場所でした。そこで、今日2つ目のノスタルジィを見ます。


漂う昭和の雰囲気。


駄菓子屋(たばこ屋)さんが生きていて、どこかゆったりした空気が流れていました。
ぼくのなつやすみっぽいですね。


さぁのんびりしていたら日が暮れますので、急いで米子へ戻ります。途中眠気に襲われたので、何度か休憩を挟みましたが。


今日最後の目的地はもちろん風呂!!


あー!!いけませんいけません!今日はノスタルジィ成分が多すぎます!


ただの町の一角を切り取った写真に過ぎません。でも、これを見ていたとき、なぜか凄い郷愁に襲われました。暖かい風景だと思います。


銭湯は『日の出湯』さん。各地にこの名前は見かけますが、今のところはずれなしです!


シャワーが故障しているとのことでしたが、問題なし!その程度苦にならないわ。


浴槽1つと洗い場だけのシンプルな構造で、浴槽には超音波風呂が3基仕込まれていました。しかし、お湯がいい。41℃くらいでしょうか、もう最高でした。普段から渋い銭湯さんのことは褒めちぎる私ですが、ここは別格かもしれない。


飲み物の種類こそありませんが、米子に来る機会があるなら、立ち寄ってみるべき銭湯であると断言いたします!


以上!本日は米子で再び宿泊いたします!明日は鳥取へ……このくそ暑い中砂丘へ行くのか?乞うご期待!

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